昭和・平成を詠んで――伝えたい俳人の時代と作品
昭和・平成を詠んで――伝えたい俳人の時代と作品
著 者:栗林 浩
発行日:2017年9月7日
ページ数:450ページ
価 格:3000円(税別)
著者紹介:栗林 浩(くりばやし・ひろし)
昭和13年(1938)北海道生まれ。「握手」を経て、「遊牧」「小熊座」「円錐」「街」などに所属。評論集に『続々俳人探訪』『京大俳句会と東大俳句会』『俳句とは何か』『新俳人探訪』など。現代俳句協会会員、俳人協会会員。第7回俳句界評論賞、第32回現代俳句協会評論賞佳作、第18回横浜俳話会大賞特別賞を受賞。
本書の内容:
アジア・太平洋戦争期およびその戦後期を生きた俳人に取材。二度と繰り返してはならない経験や、大震災を含め、決して忘れてはならないものは何か、自作句との関連で丹念に聴きとる。折しも平和安全法制(安保法制)が施行された日本の今、時代を学び時代から学ぶ、昭和・平成俳句の証言の書。
―収録俳人―
金原まさ子 後藤比奈夫
金子 兜太 伊丹三樹彦
小原 啄葉 勝又星津女
依田 明倫 木田 千女
橋本美代子 橋爪 鶴麿
柿本 多映 星野 椿
黛 執 有馬 朗人
大牧 広 友岡 子郷
池田 澄子 大串 章
読みどころ:
熟達の聞き上手が18名の俳人の軌跡を伝えながら、俳句の未来をも指し示す、今読まれるべきかけがえのない一冊。
(高野ムツオ評/抜粋)